ATG最終日 [ATG & CsA]
□やったこと
・輸血(血小板10単位)・輸血(赤血球2単位)・グラン(G-CSF 18)・サイモグロブリン(ATG 5日目)
サイモグロブリン最終日になりました。
ですが輸血スケジュールと重なり、今日も長丁場です。
もうATGを開始しても発熱は無くなりました。
副作用が無いのは楽ですが、効くのか?と思うと不安になります。
血液検査の結果で、白血球の減少が判りました。
減ったのはATGの効果だと思われるので、
薬はやるべきことをやっている様です。
でも白血球100未満に、6人部屋にいる恐怖を感じつつ、
自衛するしかない・・・と徹底して手洗い&うがいに励みます。
途中の輸血の中断をはさみ、深夜3時にATG終了。
今まで使っていた点滴のラインは入院当初に作成したもので、
衛生的にも限界だろうということで、針を抜きました。
初めてのラインで40日間漏れもせず、感慨深かったです。
本日の血液検査結果を掲載しておきます。
採血日 | 06/13 | 単位 | 下限 | 上限 |
AST | 8 | U/L | 0 | 44 |
ALT | 16 | U/L | 0 | 47 |
ALP | 177 | U/L | 110 | 360 |
LDH | 133 | U/L | 250 | 480 |
GGT | 64 | U/L | 0 | 59 |
T-Bil | 1.30 | mg/dl | 0.40 | 1.20 |
D-Bil | 0.15 | mg/dl | 0.10 | 0.30 |
I-Bil | 1.15 | mg/dl | 0.30 | 0.90 |
WBC | 0.1未満 | x10^3/ul | 4.0 | 9.0 |
Hgb | 6.8 | g/ul | 12.0 | 18.0 |
PLT | 1.0 | x10^4/ul | 18.0 | 42.0 |
造血が止まった感があります。
ヘモグロビンも血小板の減りも早くなりました。
輸血頻度が赤血球も週3回になるそうです。
〜この記事は2011/09/25に作成したものです〜
ATG3日目 [ATG & CsA]
□やったこと
・グラン(G-CSF 16)・サイモグロブリン(ATG 3日目)
サイモグロブリン(ATG)5連戦の3日目です。
今日も、早々にシャワーを浴び、ATG点滴スタートしました。
日を追うごとに、発熱は収まって行く様に感じます。
今日は熱が上がっても37℃前半まででした。
吐き気はありませんが、おなかの調子がイマイチ。
食後の腹痛と下痢に悩まされました。
点滴の量があるせいか、頻繁にトイレに行きたくなります。
でも、点滴のラインが邪魔・・・。
床にラインを引きずらない様に、気を使いました。
ここのところ深夜まで点滴が続いたので、眠りが不規則ですが、
あと2日、ゴールが見えてきました、やって行けそうです。
〜この記事は2011/09/25に作成したものです〜
タグ:ATG
ATG2日目 [ATG & CsA]
□やったこと
・輸血(血小板10単位)・輸血(赤血球2単位)・グラン(G-CSF 15)・サイモグロブリン(ATG 2日目)
サイモグロブリン(ATG)5連戦の2日目です。
起き抜けの体温は、平熱で発熱なし。
ATGの点滴時間が10−12時間と長いので、
可能な限り早い時間にシャワーを浴びます。
ヘモグロビンが少ない貧血症状のだるさか、
ATGの副作用のだるさか判りませんが、
ひどい倦怠感と脈拍が相当上がっていました。
それでも10時にアレルギー予防の点滴を落とし、
ATGの本投与がスタートしました。
予定通り発熱があり12時過ぎに38℃超。
でも、すぐに下がり始めました。
14時過ぎに赤血球&血小板の輸血のため中断。
18時頃にATGを再開しました。
ATGを再開すると、熱が少し上がりますが、
もう37℃前後でそれ以上は上がりませんでした。
今日も日付が変わり、1時半にATG終了。
昨日あったような吐き気はなく、これならやって行けそうです。
〜この記事は2011/09/25に作成したものです〜
タグ:ATG
ATG初日 [ATG & CsA]
□やったこと
・グラン(G-CSF 15)・サイモグロブリン(ATG 1日目)
再生不良性貧血の治療となる免疫抑制療法が、スタートします。
治療はサイモグロブリン(ATG)を5日間点滴で投与します。
その初日の今日は、アレルギー反応をみる試験投与も実施します。
午前中、アレルギー反応を予防薬を点滴した後、
サイモグロブリンの試験投与を1時間行いました。
その後、昼食をとりましたが、発熱もなく、本投与に臨みます。
本投与は、10時間近い点滴となるので長丁場です。
投与開始から数時間すると、副作用と思われる熱が出てきました。
熱のためかだるさがあり、食欲は無くなりました。
日付が変わり、点滴が終わっても体調は良くなりません。
息苦しさが吐き気になり、おなかの調子もわるく下痢も・・・。
トイレに駆け込むも、全く落ち着けません。
いろいろじたばたして、3時過ぎ、ようやく眠れました。
あと4日・・・ものすごく先が長く感じました。
本日の血液検査結果を掲載しておきます。
採血日 | 06/09 | 単位 | 下限 | 上限 |
AST | 16 | U/L | 0 | 44 |
ALT | 32 | U/L | 0 | 47 |
ALP | 280 | U/L | 110 | 360 |
LDH | 186 | U/L | 250 | 480 |
GGT | 88 | U/L | 0 | 59 |
T-Bil | 2.20 | mg/dl | 0.40 | 1.20 |
D-Bil | 0.11 | mg/dl | 0.10 | 0.30 |
I-Bil | 2.09 | mg/dl | 0.30 | 0.90 |
WBC | 0.6 | x10^3/ul | 4.0 | 9.0 |
Hgb | 6.6 | g/ul | 12.0 | 18.0 |
PLT | 3.8 | x10^4/ul | 18.0 | 42.0 |
ATG投与して、これがどうなって行くのか楽しみです。
〜この記事は2011/09/25に作成したものです〜
免疫抑制療法 [ATG & CsA]
□やったこと
・輸血(血小板10単位)・輸血(赤血球2単位)・グラン(G-CSF 11)
先日のHLA検査の結果、骨髄移植ができないことが判りました。
ですので、免疫抑制療法が次の治療の候補となります。
再生不良性貧血(AA)は、原因がよく分かっていないのですが、
AA患者は、ある自己抗体が増殖していることが多いとのことで、
免疫抑制療法が奏効することが多いとのことです。
(しっかり理解できていないので、うまく説明できません。)
ATGという製剤(サイモグロブリン)を、
点滴で12時間かけて5日間投与するそうです。
あわせてCsA(シクロスポリン:製剤名ネオーラル)を、
血中濃度が一定の範囲となる様に服用します。
ネオーラルは数ヶ月にわたり服用する様です。
この免疫抑制療法の効果は、人それぞれですが、
入院中は3ヶ月程度で効果の有無を見極めていきます。
ですので治療は2、3ヶ月の月日を要すことになります。
退院の目標は9月ということになりそうです。
本日の血液検査結果を掲載しておきます。
採血日 | 06/06 | 単位 | 下限 | 上限 |
WBC | 0.5 | x10^3/ul | 4.0 | 9.0 |
Hgb | 6.6 | g/ul | 12.0 | 18.0 |
PLT | 0.6 | x10^4/ul | 18.0 | 42.0 |
3つの値とも、かなり低レベルになっています。
グランは効果がなさそうなので、輸血頼みですね・・・。
〜この記事は2011/09/22に作成したものです〜