セカンドオピニオン備忘録その1 [まとめ]
先日のセカンドオピニオン外来を受診しました。
事前にこちらより紹介状、検査結果やデータを送付し、
それをもとに、担当の先生から面談をして頂く形でした。
質問項目は一応こんな感じで・・・
○現状の治療成績について
ATGは奏効しているの?
ネオーラルは現行の量で効いてるの?
○今後の展開される治療は?
ATG再投与?骨髄移植?
クレアチニン対策は?
フェリチン対策は?
○どんな病気の発生に注意すべき?
それをどうやってチェックすれば良いの?
判明してからの治療で間に合う?
と考えていたのですが、巧くリードされて、
いろんなことを教えて頂きました。
まずは、治療の進め方について、資料が出ていました。
おそらく出典はこちらの19ページ。
以下に備忘録を書いておかなくては。
私の理解というフィルターがかかるので、
皆さんのご参考になるかどうか・・・。
専門的なことは期待しないで下さいね。
20111108備忘録 1
○治療プロトコルについて
・現在使われているガイドラインではATG+CsA後3ヶ月後、プリモ3〜6ヶ月となっているが、サイモグロブリンによるATGでは、1年程度の経過観察は必要。*効果が現れるのに6ヶ月〜12ヶ月程度かかることもあるため。
(リンフォグロブリンのときは3ヶ月程度でよかった。)
・ガイドラインで候補に挙がっているATG再投与については、副作用のリスクを重大視して実施を控えた方が良いと思う。*サイモグロブリンは、免疫抑制がとても強力に効く。そのためサイモグロブリン再投与で、EBウィルス(やサイトメガロウィルス)の再活性化のリスクが高まる。EBウィルスの関与次第ではリンパ増殖性疾患LPDを発症するケースが、パーセントオーダー以下であるが見られた。
・初回ATGがリンフォグロブリンであれば、サイモグロブリンで2回目のATGが選択肢になる。一方で、現在リンフォグロブリンが使用できないので、初回サイモ→2回目リンフォのATG投与はできない。
・初回ATGから(プリモを加えて)6〜12ヶ月経過して、輸血不要となる状態にならなければ、骨髄移植を検討することを薦める。
修正2011/11/11
○ATG後の支持療法について
・血小板輸血はHLA抗体リスクを考慮して、出血傾向がなければ5,000程度までは、できるだけ輸血を控えるようしても良い。*HLA抗体が骨髄移植時のリスクになる可能性があるため。
・赤血球の輸血については貧血症状がでれば適宜。ただし、鉄キレートは適宜実施を薦める。鉄過剰症の症状は肝機能障害、心不全、糖尿病の3つが代表的。副作用に腎機能の悪化が心配される。
・好中球は1,000あれば安心だが、500あればなんとか・・・。
備忘録2につづく
ぱぱみけさん
リンフォとサイモは2回目の考え方が違うんですね。
ATGの効果を1年程度で判断するのであれば蛋白同化ホルモンの投与時期は少し早すぎたということですか?
ATGからプリモを加えて6か月って、もう経ってません?(苦笑)
何かにつけて、判断がだんだん早くなってる印象がありますね。
by にじます (2011-11-11 06:46)
にじますさん
リンフォとサイモで効果の出方が違う、とおっしゃってましたね。
ATGの効果をみてからプリモに行くというなら、プリモは早かったという印象を持ってます。10月に入って、ちょっと血球の自作ができるようになってきたのが、ATGの効果か、プリモの効果か分からないですから。一方で、入院期間を短くすることを意図してプリモ前倒しした、と思えば妥当かと思っています。
>ATGからプリモ加えて6ヶ月
この書き方良くなかったですね、反省。自分の場合、少なくとも年内、なるべく春までは様子見と言われました。急ぐ必要がないので、春まで待ちます。ちなみに現在ATGから5ヶ月経過しました。
僕に”早くしろオーラ”が出ているんですかね。暇だから先を見たくなっているのかな?
by ぱぱになったみけ (2011-11-11 11:35)