いつまで生きる? [雑感]
ふと、入院当初に何を思ったか、思い出した。
AAになって入院が始まって1ヶ月とちょっと。
ものの見え方が大きく変わった。
ちょっと重いテーマだけど、書いてみようと思う。
「死んだらどうなるんだろう?」
この歳で、こんなことを考えるなんて思ってなかった。
真っ先に思い浮かんだのは、自分の葬式シーン。
妻と子供がいたたまれない。
次に浮かんだのは、娘の結婚式のシーン。
バージンロード。花嫁の手を誰が引く?
そんなことを思った。
みんなが小さい頃に思ったであろうこの疑問。
痛いかな?苦しいのかな?
ひょっとして気持ちよくなる?(まわりがお花畑)
僕はこんなコトしか、思い浮かばなかった気がする。
変わったな、自分。
そう、もう大事なものは手に入れていた。
これ以上生きて、何を手に入れようとする?
命を、財を譲り受け、僕は何を残す?
はるかな夢とか大志とか持っていないよ。
生かしてもらっても、お返しは期待できないよ。
それでも治療を受け、輸血を受け、命を拾う。
特定疾患は、臨床のデータが共有されるそうだ。
自分のデータが研究に使われ、将来の患者に役立てられる。
だから「生きろ」と。
支えられる側の人だけど、未来の誰かを支えている。
でも僕だけじゃない、どんな人だって、同じこと。
大学時代の知人のメールに、参った。
死ぬまで生きよう。
すげー自然体。「生きる」それで十分じゃないか。
生きることに意味を見いだせないで、苦しい人もいる。
夢やぶれ、やり直したいと、嘆く人もいるだろう。
でも、生きているだけで、誰かの支えになっている。
だから死ぬまで生きよう。それが大事だと思う。
お気楽に。
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